概要:
Windows 10/Mac/iPhone/Android対応の、画面録画のためのソフトウェア、端末既存の機能を紹介します。これらは全て無料で、万能なスクリーンレコーダーです。最後には、録画動画の編集ができるソフトEaseUS RecExpertsの詳細もあります。
スクリーンレコーディングとは、端末画面にうつされた映像を録画することを指し、ソフトによっては、内部・外部音声の録音も同時に行うことができたり、スクリーンショットなどの画像をとったりすることも可能です。このような画面録画の機能が必要になるのは、以下のような場合が考えられます。
つまり、スクリーンレコーダーは、今後どんどん普及し、必要不可欠な存在になると考えられます。では、スクリーンレコーディングソフトは、購入しなければならないのでしょうか。
もちろん、無料のソフトもあります。また、画面録画ソフトウェアや端末機能による画面録画は、OSごとにそれぞれ使用すべきソフトは異なります。
そこでこの記事では、Windows 10/Mac/iPhone/Androidそれぞれに対応した画面録画方法をご紹介します。
今回紹介するWindows向けのスクリーンレコーディング方法は、2つです。一つは、Windows既存のアプリXbox Game Barを使った方法、もう一つは、マイクロソフトのパワーポイントの機能を使用した方法で、いずれも無料で使用できます。
もし、他のアプリをわざわざダウンロードしたくないなら、Windows10の既存アプリであるXbox Game Barで画面録画を行うことができます。Xbox Game Barを使えば、面倒そうに思える画面録画のための操作も、スムーズに進められ、音声の録音まで可能にします。
この機能を使用するには、まず、Game Barを有効化する必要があります。
「設定」>「ゲーム」>「ゲームバー」より、ゲーム録画の設定をオンにする。
ステップ1:[Windowsキー]+GでXbox Game Barを開く。
ステップ2:[今から録画] (円形のアイコン) を選んでクリップを開始、[録画停止] (正方形のアイコン) を選んで終了します。ちなみに、録画開始・停止のショートカットキーは、[Windows]+[Alt]+[R]です。
ステップ3:パソコン上では、記録した動画・画像は、自動で、[ビデオ]フォルダーの[キャプチャ]に保存されるようになっているので、Xboxアプリ上からファイルにアクセスする場合は、[スタート]>Game DVRからもファイルを開く。
マイクロソフトOfficeのパワーポイントの機能を使って、簡単に、画面録画をすることも可能です。
ステップ1:パワーポイントを起動し、「挿入」タブ>「画面録画」をクリック。
ステップ2:「領域の選択」から録画したい画面範囲を設定する。
また、画面録画中に音声を録音したくない場合は、「Windows+Shift+U」で音声録音を無効化する。
設定が終わったら、「録画」ボタンを押して、録画を開始する。
ステップ3:画面の録画中は、一時停止し、その後録画を再開することも可能です。録画を完了したい時は、「停止」ボタンを押して、録画を終了します。
録画動画は、自動で、スライドに追加されますので、動画をファイルとして保存したい場合は、動画上で右クリックをし、「メディアに名前を付けて保存」を選択し、保存する。
そんなMacユーザーに必見の画面録画方法を以下で、2種類紹介します。
macOS Mojaveで、フルスクリーン録画や選択範囲のみの画面録画をしたい場合は、スクリーンショットツールバーの既存の機能を使用します。
macOS Mojave 以降をお使いの場合は、キーボードの「shift + command (⌘) + 5」キーを押して、画面収録、スクリーンショット撮影のためのオンスクリーンコントロールを表示し、画面録画できます。
オンスクリーンコントロールが表示されたら、録画範囲の設定を行います。
ステップ1:オンスクリーンコントロールの 「画面全体を収録」ボタンをクリックする。すると、ポインタの形状がカメラに変化。
ステップ2:画面をクリックしてその画面の収録を開始。または、オンスクリーンコントロールの「収録」をクリック。
ステップ3:収録を停止するには、メニューバーの 収録停止ボタンをクリック。または、「command + control + esc」キーを押す。
ステップ4:サムネールを使って、トリミング/共有/保存したり、その他のアクションを実行可能。
ステップ1:オンスクリーンコントロールの 「選択部分を収録」ボタンをクリック。
ステップ2:画面の収録したい部分をドラッグして範囲選択する。選択範囲全体を移動するには、選択範囲の中からドラッグ。
ステップ3:収録を開始するには、オンスクリーンコントロールの「収録」をクリック。
ステップ4:収録を停止するには、メニューバーの 収録停止ボタン をクリック。または、「command + control + esc」キーを押す。
ステップ5:サムネールを使って、トリミング/共有/保存したり、その他のアクションを実行可能。
さらに「オプション」ボタンからは、様々な設定をカスタマイズできます。保存場所、タイマー、マイクなどの設定を変更可能です。
上記の方法の代わりに、QuickTIme Playerを使って、画面収録をすることもできます。
ステップ1:「アプリケーション」フォルダーから QuickTime Player を開いて、メニューバーから「ファイル」>「新規画面収録」の順に選択する。すると、オンスクリーンコントロールが表示されるか、「画面収録」ウインドウが開く。
ステップ2:収録を開始するには、「録画ボタン」をクリックしてから、画面上の任意の場所をクリックして録画開始、または、収録するエリアをドラッグして選択してから、そのエリアの中に表示される「収録を開始」をクリックする。
ステップ3:収録を停止するには、メニューバーにあるの「停止ボタン」をクリックするか、「command + control + esc」キーを押し、録画を完了する。
収録が終わったら、その収録ファイルが自動的に開く。そのまま、収録内容を再生、編集、または共有可能。
注目:macOS Catalinaでは、「ファイル」>「新規画面収録」から、Mojaveで使用したオンスクリーンコントロールを起動できます。詳細は、上記のmacOS Mojaveで画面録画する手順を参考にしてください。
iOS 11以降では、iPhone, iPad, or iPod touch上の端末既存機能を使って、画面収録をすることができます。
ステップ1:「設定」>「コントロールセンター」>「コントロールをカスタマイズ」の順に選択し、「画面収録」の横の+マークをタップする。
ステップ2:画面の下端から上にスワイプ。iPhone X 以降/iOS 12 以降または iPadOS を搭載した iPad の場合は、画面の右上隅から下にスワイプ。
ステップ3:「収録開始」を押して、画面録画を開始する。
ステップ4:画面録画を終了する時は、「収録停止」を選択。録画された動画は、端末に自動で保存されます。
お使いのデバイスが、Android 4.4 KitKatもしくは、それ以降のバージョンであれば、ADBツールを使って、画面録画をすることが可能です。
しかし、その他のバージョンのユーザーであれば、ADBツールを使用する方法は使えないので、別の方法で画面録画をします。
AZ recorderというアンドロイド向けアプリを使えば、制限時間やウォーターマークを気にすることなく、画面の録画を行えます。さらに、このスクリーンレコーダーは、画面録画に加え、動画編集機能やライブストリーミング機能もあります。初心者でも使いやすいインターフェースで、人気を集めています。
ステップ1:Google Playでアプリをダウンロードする。
ステップ2:赤い「録画開始」ボタンを選択して。録画を開始する。
ステップ3:録画中に一時停止を行うこともできます。録画が終わったら、「停止」ボタンをおして録画を完了します。
録画が終了したら、「シェア」、「削除」、「トリミング」等のオプションが表示されるので、それぞれの録画動画使用の目的によって、追加のオプションも活用してみてください。
以上が、使用端末ごとの、無料スクリーン録画方法です。
この記事では、無料のスクリーンレコーダーを紹介しましたが、録画動画を編集したい場合におすすめのソフトEaseUS RecExperts を最後に紹介します。
ステップ1.EaseUS RecExpertsには、4つの機能が備わっています。全画面を録画するには【フルスクリーン】を選択して、「REC」ボタンをクリックします。
ステップ2.5秒後、画面録画が自動的に開始されます。録画中にツールバーが表示されるので、ここでスクリーンショットを撮ったり、ツールバーを隠したりすることができます。
ステップ3.録画が終わると、録画リストで録画のファイルを確認することができます。録画ファイルを右クリックすると、録画ファイルを「編集」したり、「圧縮」したりすることができます。